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ある戦慄 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ある戦慄
製作国
上映時間103分
劇場公開日 1968-05-25
ジャンルドラマ,サスペンス,モノクロ映画,犯罪もの
レビュー情報
《ネタバレ》 設定とあらすじからは、チンピラ2人組が延々と暴力で車内を占拠し・・・みたいなのを想像していたのですが、大きく違う。最初、ビリヤード場のマスターや通りがかりのカップルに、何かしそうでしない(「強盗をする」と具体的に計画したときだけ、他人に手を出している)。むしろこの2人の行動を組み立てているのは、成立していそうでしていなそうでやっぱりしているような会話群。それを一気に見せ切る序盤でスリルが高まりますが、返す刀で、そこから実に前半の50分が、乗客の列車までの道筋に費やされている。いよいよ2人が車内に登場した後は、すでにふれられていますが、直接的な暴力はほとんどなし。むしろ、中途半端に頭がよく、微妙にずれているので対応が困難な言葉責め攻撃によって車内を制圧する。この呼吸感、空気感、押しと引きが見事です。挙げ句の果てには、事態が解決したのにハッピーさのかけらもない無言のエンディング。二度と見たくはないのですが、見る価値は十分にあった作品でした。
Oliasさん [DVD(字幕)] 7点(2019-07-17 01:08:54)
その他情報
作品のレビュー数 16件
作品の平均点 7.44点
作品の点数分布
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8637.50%
9212.50%
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作品の標準偏差 1.12
このレビューの偏差値 46.49
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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