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偽りなき者 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 偽りなき者
製作国デンマーク
上映時間115分
劇場公開日 2013-03-16
ジャンルドラマ
レビュー情報
《ネタバレ》 テーマの重さと普遍性からしても、好みの問題とは別にすべての人が「見ないといけない作品」。過不足のない脚本と演出、マッツ・ミケルセンの安定した確かな演技が、その存在意義を力強く支えている。皮肉を込めた邦題も秀逸。●脚本が最も優れているのは、紛争発生後早期の段階で、少女からあれは嘘だったという告白をさせ、それをあっさりと潰していること。こうなると、もはや最初の誤りを訂正できる人は誰もいなくなり、周囲はいっそうヒートアップし、本人自身ももはや何が本当なのか分からなくなってきて、結局、最初の供述を維持する以外には選択がなくなってしまう(主人公宅訪問のシーンと、主人公の息子との対峙シーンで、それが的確に表されている)。これは供述心理学にも合致した展開であり、作品のリアリティの確保に貢献しています。●さて、この件ではテオがルーカスの長年の友人というバックグラウンドがあったので、幸運にも解決の途がありましたが、相互にさしたる面識もない社会の実際の事件では、はたしてどうなるのでしょうか?
Oliasさん [DVD(字幕)] 7点(2016-05-16 00:50:46)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 25件
作品の平均点 7.52点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.27
このレビューの偏差値 46.77
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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