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《ネタバレ》 普段ありえない取り合わせの2人が、なぜか連れ立って逃避行、というと類作がいろいろあるわけですが、通り一遍の内容には陥っていない。まず、脱獄囚の方が、人格は粗暴でありながら見た目は童顔で(さすがに「まだ子供」はちょっと無理があるが)、しかも癌が進行中で体力も奪われつつあるという、問題の発生源でありながら逆に「おい大丈夫か?」と心配になってしまう設定。それが展開の先を見えなくするというスリリングな効果ももたらしています。また、エピソードとしても、後半で現れる謎のおばさん、目的地に着いたら実はそこは目的でも何でもなかった一幕、など、ナバホ関係地を舞台としてフルに使っています。一方で、肝心の主人公の医者は終盤までほとんど変化がなくて、芝居も押され気味だったりしますが。家族とか同僚とかの周辺人物も、ただいたというだけで、あまり活用されていませんでした。
【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2025-05-14 00:44:19)
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