Menu
 > 作品
 > ヘ行
 > ペン偽らず 暴力の街
 > Oliasさんのレビュー
ペン偽らず 暴力の街 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ペン偽らず 暴力の街
製作国
上映時間111分
劇場公開日 1950-02-26
ジャンルドラマ,モノクロ映画,実話もの
レビュー情報
1948年、埼玉県本庄町で、暴力団と町議会と警察の癒着(というか一体化)を市民とマスコミの運動で追放した「本庄事件」を、そのわずか2年後に映画化したもの。俳優陣は映画会社の枠を超えて大集結しており、そのことからも、この作品化に向けた情熱と原動力を感じ取ることができる。こういう純粋な初期衝動に満ちた作品は、もちろん評価せざるをえません。山本薩夫監督らしく(クレジットは「演出」ですが)、描写の上での虚飾を排し、不自然な展開の上下動を入れることもせず、地道に日常的シーンを積み重ねているのですが、その作り方がまさに作中の市民や記者の行動と一致していると同時に、今日の我々にとっても、日々の不断の努力を怠ってはならないという警報たりうる効果を導いています。
Oliasさん [DVD(邦画)] 7点(2016-08-12 00:23:40)
その他情報
作品のレビュー数 1件
作品の平均点 7.00点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
71100.00%
800.00%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 0.00
ペン偽らず 暴力の街のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS