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淵に立つ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 淵に立つ
製作国日,仏
上映時間119分
劇場公開日 2016-10-08
ジャンルドラマ,ファミリー
レビュー情報
《ネタバレ》 言葉を絞った脚本、不要な部分をばっさり落とす編集、そして、予想もしないタイミングで予想もしない展開を突っ込んでくる絶妙な間合い。これにはびっくりしました。俳優陣の緊迫感ある演技も味わい深いのですが、何気ないシーンでもそれを引き出している演出の腕がまず優れています(筒井真理子の「ただ立っているだけでさらっと滲む色気」なんかも凄い)。●例の公園のシーンなんかも、誰が見ても八坂が娘に何かしたと思わせつつ、そうでないようにも考えさせる余地も多分にあったりします(それを考えると、孝司が覆い被さっているあのシーンもそうですね)。そういえば、孝司に送られてきたという手紙には、何が書かれていたのでしょうね。●ただし、そのような心理の綾の重なりの扱いが際立っているからこそ、収束部分を幻想方向で固めてしまったのは、着地点としてかなり残念。そこまでの構築が重すぎて、自分で支えきれなくなった、という感じでした。
Oliasさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2023-01-08 00:45:50)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 14件
作品の平均点 5.93点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.62
このレビューの偏差値 50.27
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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