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存在のない子供たち のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 存在のない子供たち
製作国レバノン
上映時間125分
劇場公開日 2019-07-20
ジャンルドラマ
レビュー情報
《ネタバレ》 無戸籍や無登録の問題を対象としているのかな、と漠然と予想していたが、全然違っていた。「子が親を訴える」という衝撃の導入部すら、それはつかみにすぎず、そこに依拠した作品ではまったくなかった。提示されているのはずばり、「歓迎されない生誕」であり、「存在を全否定された子供たち」である(その本質を捉えた邦題はまさに秀逸)。日常生活の中で当たり前に「出て行けクソガキ」と罵られ、お前なんかいらない扱いをされる。それはもちろんレバノンだけの問題ではないし、だからこそテーマとしての普遍性を有している。視点はあくまで少年視点であり、むしろ淡々と醒めているが、そこで言われている中身は実に重い。●それと、ヨナス役の赤ちゃん、一つ一つの仕草まできちんとその場に必要な「演技」をしていてびっくりしたんだけど、どうやったらああできるんだろう?
Oliasさん [DVD(字幕)] 7点(2022-06-12 00:13:00)
その他情報
作品のレビュー数 7件
作品の平均点 7.14点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.25
このレビューの偏差値 49.08
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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