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男はつらいよ 寅次郎純情詩集 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 男はつらいよ 寅次郎純情詩集
製作国
上映時間103分
劇場公開日 1976-12-25
ジャンルドラマ,コメディ,シリーズもの,TVの映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 京マチ子がマドンナというのが想像もつかなかったのですが、年上お姉さんへの憧れ路線と、そう来ましたか。しかもこのシリーズにはまさか来ると思わなかった難病死別展開と、割とやりたい放題な脚本で、位置づけとしては意外とアナーキーな一作かも。●京マチ子と檀ふみの演技の相性は非常に良く、作品世界での存在感もあって、レギュラーメンバーが安心して「支えの演技」に徹している。それを後押ししているのが、浦辺粂子大婆様の偉大なピン刺し力。ただ、最後の再会は、ない方がよかったと思います。●ところで最後の柴又駅で寅が語る、マドンナと一緒に花屋をするという空想話。実はこれは必ずしも荒唐無稽なでまかせではなく、実際に寅は、第3作では温泉旅館で、第5作では節ちゃんの豆腐屋で、楽しそうに働いています。つまり、もしどこかで運命が少し動いていれば、寅は風来坊を止めて、堅気として働く一生になっていたかもしれないのです。この駅でのやりとりには、その辺まで含めた主人公造形の周到さと深さを感じます。
Oliasさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2020-08-09 01:21:19)
その他情報
作品のレビュー数 26件
作品の平均点 6.08点
作品の点数分布
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113.85%
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5726.92%
6830.77%
7623.08%
8415.38%
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作品の標準偏差 1.44
このレビューの偏差値 49.63
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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