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ギャング・オブ・ニューヨーク のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ギャング・オブ・ニューヨーク
製作国米,独,伊,英,オランダ
上映時間166分
劇場公開日 2002-12-21
ジャンルドラマ,犯罪もの,歴史もの,ロマンス
レビュー情報
《ネタバレ》 数回見てやっと名作だと分かりました。レオは父の敵を討つはずでありながら、手間取ったり逡巡したりしてなかなか前に進まない。スーパースター的な活躍を全然しない。凄くリアリティがあります。デイ=ルイスは、単なる敵役のボスではなく、レオを父の代わりのような暖かさで包んでいる気配がある。キャメロンも、この作品では珍しく立ち位置を把握した的確な演技を行っている。登場人物の造形に一筋縄ではいかない味わいがあります。そして、脇役も含めて、それらの人物の行動が、これまで意外にふれられることのなかったNYという街の生まれていく経過を一体となって表現しています。最初は単なるヤンキーの喧嘩(文字通りだ)だったのが、利権と結びついてマフィアの原型のようになり、それが最終的に国家権力によって制圧される、その構造が徐々に浮かび上がってくるのです。米版キャッチの"America Was Born In The Streets."が見事にこの映画の本質を表しています。それを具現化したのが、当時の街の全体風景を執念で再現してしまった美術陣であり、この頑張りも称賛されるべきでしょう。2時間40分があっという間。
Oliasさん [DVD(字幕)] 8点(2005-03-27 00:46:17)
その他情報
作品のレビュー数 275件
作品の平均点 5.04点
作品の点数分布
010.36%
162.18%
2145.09%
33813.82%
44917.82%
55720.73%
65419.64%
73211.64%
8114.00%
9103.64%
1031.09%
作品の標準偏差 1.87
このレビューの偏差値 58.46
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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