Menu
 > 作品
 > ア行
 > アンネの日記(1959)
 > Oliasさんのレビュー
アンネの日記(1959) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 アンネの日記(1959)
製作国
上映時間150分
劇場公開日 1959-09-08
ジャンルドラマ,戦争もの,モノクロ映画,実話もの,伝記もの,小説の映画化,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 誰もが概要とそして結末を知っている実話であり、しかも日記という第一級の一次資料が残っているので、大きく逸脱するわけにもいかない。しかも性質上、場面と視点は常に隠れ家の中。これだけ制作上のハンデがあるものを、よくぞここまで作品化したものです。わずかな物音にも全員が一斉にぴたりと動きを止め、以後は呼吸すら躊躇われる静寂の(そして多くの場合は暗黒の)中。何もすることはできないし、じっと我慢するしかない。その反復が、見る側にも自然と息苦しさと圧迫感を惹起しますし、だからこそその中で意志を失わない(しかし決して超人ではない)アンネの存在を輝かせます。登場人物の動き方や台詞のタイミングなどからは、元は舞台用の脚本かな?ということも推測させたりはしますが、しかしそれに溺れることなく力強く映像化した手腕は見事です。
Oliasさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-05-19 20:55:17)
その他情報
作品のレビュー数 15件
作品の平均点 7.53点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
7960.00%
8533.33%
900.00%
1016.67%
作品の標準偏差 0.81
このレビューの偏差値 41.78
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
アンネの日記(1959)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS