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《ネタバレ》 初見時は単なるひねりのないサスペンスかと思っていたのですが、よく見るとこれもイーストウッド節なのですね。普通の作品なら10分もかからないような導入部の侵入+目撃部分に30分近くかける粘着性。主人公が無力な(泥棒に入っていたという弱みもある)設定なのに、大して危機にも陥らない無双ぶり(それらしき箇所もあるが、割とあっさりクリアしている)。勢い余って、通常ならモブキャラの存在(SP2人組とか)にもいちいち見せ場を与えてしまう変なサービス精神。大体、リチャード・ジェンキンスの殺し屋なんて、何のために出てきたんだろう・・・。●あと、ローラ・リニーは、主人公の家族面での影を表しつつ最後は危機の導線となるという分かりやすい位置づけで、役者にとっての演じる面白みはあまりないはずなのですが、それでも手を抜かず、さらには汚れ顔のアップも堂々と撮らせる女優魂に拍手。●で、それまでのはったりに比べて、収束はやたら息切れしているというか、駆け込み状態でした。補佐官の逮捕なんて、何の手がかりもないはずなのにいきなりだし。スコット・グレンのあの顛末も、一体何だったんでしょう。
【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2004-11-30 00:44:57)
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