タイトル名	チャップリンのニューヨークの王様
製作国	英
上映時間	110分
ジャンル	ドラマ,コメディ,モノクロ映画

《ネタバレ》　導入部から中盤くらいまでは緩慢な印象だが、委員会の動きが具体化するあたりから、急速に生々しい緊迫感がみなぎってくる（だからこそ、召喚状の送達場面などの笑わせるパートが映えてくる）。そこからむき出しに前面に出てくるのは、チャップリンその人の、自分を追放したアメリカに対する、シニカルな嘲笑と、冷たい怒り。ホースぶっかけの場面などは、「君たちなど、演説を聞かせたり、反論をぶつけたりする価値すらない」というチャップリンのつぶやきが聞こえてきそうだ。ただ、だからこそ、最後に子供がどん底までの心の傷を負わされたところでは、そのまま帰るのではなく、明確なメッセージが欲しかったところだ。

作品のレビュー数	20件
作品の平均点	6.55点
作品の点数分布	0 0 0.00％ 1 0 0.00％ 2 0 0.00％ 3 0 0.00％ 4 1 5.00％ 5 4 20.00％ 6 6 30.00％ 7 3 15.00％ 8 4 20.00％ 9 2 10.00％ 10 0 0.00％
作品の標準偏差	1.40
このレビューの偏差値	42.04 ※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値