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山の音 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 山の音
製作国
上映時間95分
劇場公開日 1954-01-15
ジャンルドラマ,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 いやー、この登場人物の最大のガンは、長岡輝子扮するあのバーサンでしょう(当時42歳でこの老け役も凄い)。結局は人の話を全然聞いてないどころか、自分が間違ってないかと立ち止まって考えることすらしない。口調は穏やかだけど、言っていることは常に他人(主として嫁)批判と、その前提としての全面的な自我肯定。それを特段強調せずに、当たり前のように淡々と描写しているのが巧い。それによって、舅と嫁の間のゆらゆらした感情も効果的にたゆたっており、その官能性は列車のシーンで美しく結実するのだが、一方で残念なのは、上原謙扮する夫の描き方が凡庸で、キーパーソンとして機能していない点です。いっそのことここを無名キャストにして、出番も大幅に削った方がまだよかったかも・・・。
Oliasさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2017-04-23 23:10:46)
その他情報
作品のレビュー数 21件
作品の平均点 6.62点
作品の点数分布
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6628.57%
7419.05%
829.52%
914.76%
1029.52%
作品の標準偏差 1.56
このレビューの偏差値 43.33
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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