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人間の條件 第六部 曠野の彷徨 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 人間の條件 第六部 曠野の彷徨
製作国
上映時間104分
ジャンルドラマ,戦争もの,シリーズもの,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 全9時間31分の壮大なヒューマンドラマ。それもついに完結。
かつては有能と言われた男も、捕虜という立場になっては危険分子と判断されるみじめさ、
かつての仲間は国境の向こうに理想の国家があると信じていた、しかしソ連兵のそれは決して理想とは程遠い酷いものだった。
結局、自分の信念と道理を信じて生きてきたが、戦争というものの中では些細なこと、そして戦勝国といえどやっていることはどこも同じ、ただ勝った負けたの違いで決定的に善悪が決まってしまうという滑稽さ、本当に、日本が、ではなく世界中がばかばかしくなってくるような虚しい内容でした。
そして、全編通して、「会いたい人には会える」ということを謳いながら、最後は愛する妻のもとに戻れず、思い出とともに死んでいく儚さ。
戦争というものの滑稽さを痛烈に表現している作品でした。
クリムゾン・キングさん [DVD(邦画)] 8点(2021-08-23 01:58:39)
その他情報
作品のレビュー数 15件
作品の平均点 7.67点
作品の点数分布
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100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
516.67%
616.67%
7533.33%
8426.67%
9320.00%
1016.67%
作品の標準偏差 1.25
このレビューの偏差値 52.14
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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