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愚か者の船 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 愚か者の船
製作国
上映時間149分
劇場公開日 1966-10-05
ジャンルドラマ,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 このたび、アカデミー賞受賞作品のDVDがが期間限定で発売になっていて、その中にこの作品も入っていたので、ようやく見ることが出来ました。「ここは愚か者の船…もしかしたら、あたたもここに乗ってるかもしれないですぞ」という冒頭のシーンより始まり、「この話があなた方と一体何の関係があるって?何もないね」というエンディング…まったく突き放してくれますね。しかし、本当に関係なんだろうか?と思えば、実際、誰もが関係してるんですよね。甲板で騒ぎを起こしている“底の者たち”も居れば、ダンス・パーティに興じている“上の者たち”もいる。偏見を持つものも居れば、閉ざされている未来を“明るい未来”と思い込む者…そしてこの冒頭の“つかみ”と最後の「ウソだよ~ん」と騙されたような“まとめ”全くにくい演出です。それから、皆さんも触れていますが、本作は本当に疲れる、いや、素晴らしいカメラワークをしています。主人公たちが次のシーンでは背景の如く溶け込み、また今までエキストラだと思っていた人が実は主人公の一人だったりと、それに、遠くの方もピントがあってますから良く見えること見えること。登場人物の会話そっちのけで“後ろの人”を観察してたもんです。改めて、映画作りの美しさを知った気がしました。
クリムゾン・キングさん 8点(2005-03-20 22:19:12)(良:3票)
その他情報
作品のレビュー数 17件
作品の平均点 7.12点
作品の点数分布
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4211.76%
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6317.65%
7423.53%
8529.41%
9317.65%
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作品の標準偏差 1.49
このレビューの偏差値 53.97
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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