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g@me.(2003) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 g@me.(2003)
製作国
上映時間112分
劇場公開日 2003-11-08
ジャンルサスペンス,ミステリー,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 原作では二人の間に“愛”は完全になかった。生まれてもいなかった。佐久間は愛していたようだったけど、樹理は完璧な演技をしていた。原作では“愛”の欠片も残さない終わり方で、その部分に騙され、鳥肌が立った。しかしこの映画『g@me.』では、“愛”を中心にストーリーが作られていた。僕にはまったく別の映画のような感覚でラストを観ていた。狂言誘拐という犯罪を犯人側から見て、そして騙していたはずの自分が騙されていたという、原作で強く描かれていた事に加え、少し日本映画離れした“愛”を加えた事によってこの作品は大きく膨らんだのだと思う。原作、東野圭吾の素晴らしいサスペンスストーリーだけを“映画”にしてしまった時に残る、今一つシックリ来ない部分に、ラブストーリーという要素を井坂聡監督が加えた事によってしっかりとした“映画”にし上がっていたように思う。そして、ゲームの良い所は、ゲームオーバーになっても、何度でも何度でもやり直せると言う事。きっとあの二人もいつか、また、ゲームのスタートボタンを押せると思う。そう考えると『g@me.』というこの映画のタイトルは、完璧なのかもしれない。
ボビーさん 8点(2004-08-22 13:28:25)(良:3票)
その他情報
作品のレビュー数 83件
作品の平均点 6.40点
作品の点数分布
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222.41%
333.61%
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62024.10%
72428.92%
81922.89%
922.41%
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作品の標準偏差 1.52
このレビューの偏差値 56.93
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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