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二十日鼠と人間(1992) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 二十日鼠と人間(1992)
製作国
上映時間111分
ジャンルドラマ,小説の映画化
レビュー情報
ジョージにとってレニーはまるで、直径1メートルの綺麗に研磨されたつるつるのビー玉のようだった。しっかりと背負っているつもりなのに、あっけなく地面に落ちてしまう。でも地面はいつだって土と草が生えていて割れない。いっそのこと割れてしまえばいいのにと落ちる度に思うのだが、そのビー玉の純粋な美しさがやっぱり大好きなのだ。愛しくて綺麗でいつもそばで見つめていたい。誰にも上げたくないその美しさ。しかし、そのビー玉は美しく大きいが故に凶器と化す。簡単にヒトの命を奪う事が出来る。美しいがいつでもお荷物。しかしお荷物だけどやっぱり美しい。ジョージは涙を流し、ビー玉を磨く。そして一発の銃弾をビー玉に撃ちこんだ。ビー玉は呆気なく粉々になった。あんなに綺麗でお荷物だったビー玉が、ちっぽけなただのガラスの破片になった。なぜこの世の中の物は美しければ美しい程、トゲがあり、脆く壊れやすいのだろう。悲し過ぎる・・・
ボビーさん [DVD(字幕)] 7点(2005-05-03 19:47:10)(良:5票)
その他情報
作品のレビュー数 94件
作品の平均点 7.76点
作品の点数分布
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322.13%
433.19%
566.38%
644.26%
71819.15%
83031.91%
91920.21%
101212.77%
作品の標準偏差 1.62
このレビューの偏差値 47.13
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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