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おかあさん(1952) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 おかあさん(1952)
製作国
上映時間98分
劇場公開日 1952-06-12
ジャンルドラマ,コメディ,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 ナレーションから目線でのヒキとヨリによるカット割りが見事。簡単に演出してしまえばただの説明になる「クリーニング屋」の看板も、子どものまたを通して逆さに描けば見事なまでに表現へと色を変える。ナレーションが冒頭と終盤で多用されるが、彼女の目線から見た母はいつも清らかで強く見える。だが、そんな子どもたちの視線から抜けたその瞬間の母の弱さ、脆さ。一切台詞で感情を言わず、目線が全てを物語る。強い母の目、今にも崩れてしまいそうな危なっかしい表情、そして愛に満ちた柔らかな母の目。地球上の全ての人間が共有できる母への愛、あるいは母の愛情。あまりの清らかさに忘れかけていた母への感謝の気持ちを思い出させてくださった。僕はこの作品を鑑賞後、大慌てで実家の母に電話した。そして「お金送ってください」と甘えた声を出した。最低だな、と思いながらも「もっと早く言ってきなさい」という母の優しい声に涙が零れそうになった。感謝感謝。
ボビーさん [DVD(邦画)] 9点(2008-03-02 02:04:09)
その他情報
作品のレビュー数 29件
作品の平均点 8.07点
作品の点数分布
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8827.59%
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10620.69%
作品の標準偏差 1.36
このレビューの偏差値 55.01
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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