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リュミエール工場の出口 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 リュミエール工場の出口
製作国
上映時間1分
ジャンルサイレント,ドキュメンタリー,モノクロ映画,ショート(短編映画)
レビュー情報
1895年12月28日、僅か一分足らずの本作が巴里で公開され”シネマ(映画)”が商業的に産声を上げた瞬間である。「工場から従業員がぞろぞろ出てくるのをそのまんま映しただけじゃん」と斬って捨てるようでは余りに浅薄、リュミエール兄弟は本作の撮影で何と3パターンのテイクに及んでいるのである(その内1回目のテイクは今なお行方不明)。我々が目にするコトが可能なのは3テイク目、つまり「絵になる」構図にこの時点でそれほどに強いこだわりを見せているワケだ。群衆単位で動く、その映像の第1歩を当時のサロンの観客たちと驚きや興奮を分かち合えないのは残念至極と言う以外に無い。偉大なる始祖(ルーツ)へのリスペクトを込めて惜しみなく9点進呈。流石にプロットも無ければ役者の演技も無い一種の記録映像な上に余りに短いので1点割り引き。「列車の到着」は観客をパニックに陥れた元祖パニック映画かもw。
へちょちょさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-10-08 00:09:34)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 8件
作品の平均点 6.38点
作品の点数分布
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3112.50%
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6225.00%
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作品の標準偏差 1.73
このレビューの偏差値 58.80
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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