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文化果つるところ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 文化果つるところ
製作国
ジャンルドラマ,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 コンラッド原作の映画化では恐らく最良ではあろうが、如何に名匠キャロル・リードと言えど、原作を凌駕するには至らない。しかも原作自体にも後進国への蔑視が溢れているのだから、いくら完成度が高くとも絶賛する気にはなれないのも或る意味当然。主人公ウィレムス(トレヴァー・ハワード)の救いようの無いダメ人間ぶりに説得力が今イチ不足している。役者に問題がある。70年代ならデ・ニーロ辺りが演じそうな感じ。トレヴァー・ハワードには(熱演は分かるが)ギラつく狂気や辛気臭さ、愚劣さを体現するには些か上品に過ぎた。しかし、当時のモラルを考えると案外これがギリギリの線だったのだろう。寧ろ、51年当時でコンラッド原作の映像化に挑んだリードの心意気を評価すべきかも。
へちょちょさん 8点(2004-01-19 01:51:22)
その他情報
作品のレビュー数 2件
作品の平均点 6.50点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.50
このレビューの偏差値 56.67
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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