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地獄への道 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 地獄への道
製作国
上映時間106分
劇場公開日 1951-05-19
ジャンルアクション,ドラマ,ウエスタン,犯罪もの,実話もの,伝記もの,ロマンス
レビュー情報
希代の強盗、ジェシー・ジェイムズを描いた作品ですが、根っからの悪党ではなく、極悪の地上げ屋みたいな鉄道会社の横暴に対抗すべく、仕方なく強盗になった、みたいな描かれ方です。なるほど、だから列車を強盗のターゲットにするんだな、と。
変に強盗に動機付けをして納得感を醸し出してしまうのも良し悪しで、本来、自由なアウトローであるはずの主人公の劇中での言動に束縛を与えてしまい、「意外性」が無くなってしまう。
とは言え、この列車強盗シーンはなかなかユニークで、陽光の下では無く、夕暮れの中で描かれており、暗がりの中で列車の屋根を伝い歩く強盗、その下の列車の窓は灯りで満たされていて、「義賊vs金持ち」の構図が投影されています。
強盗を繰り返すも同情すべきジェイムズ兄弟に対し、連邦保安官のランドルフ・スコットがどう絡むか、ですが、これがまた、もっともらしい二枚目顔のまま、妙に何もしない。結構、肩透かしではありますが、これもユニークなところ、でしょうか。
一味が馬に乗ったまま窓ガラスを突き破るシーンが印象的ですが、同じくジェシー・ジェイムズを描いたウォルター・ヒルの『ロング・ライダーズ』でも再現されていますね(もっと派手になり、ちょっとペキンパー風味になってますが)。そう言えば、ジェシーの最期の描き方も、似てました。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-08-16 07:12:38)
その他情報
作品のレビュー数 11件
作品の平均点 6.91点
作品の点数分布
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819.09%
919.09%
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作品の標準偏差 0.90
このレビューの偏差値 51.12
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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