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原子力戦争 Lost Love のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 原子力戦争 Lost Love
製作国
上映時間106分
劇場公開日 1978-02-25
ジャンルドラマ,サスペンス,小説の映画化
レビュー情報
マスコミが、カメラさえ持ってりゃ市民は自分の味方、何でも許されるとばかりに、非常識な取材して、わざわざ相手を怒らせてはその映像を正義ぶって垂れ流す。というのは、どうも好きになれないのだけど(というかキライなんだけど)、そういうシーンが、フィクションの映画の中に、突然ドキュメンタリー風に挿入されると、これはかなりのインパクトで、さすがに驚いてしまう。
警備員に撮影を止められる中で、飄々と演技を続ける(いや、もはや演技かどうかもわからんけど、自らの役割を体を張って、しかしあくまで飄々とこなす)原田芳雄が、頼もしいというか何というか。スゴいなあ。
音楽は、大御所の松村禎三。ライブエレクトロニクス風に、電子音と楽器演奏が絡み合う、不安を誘う音楽の一方で、シューマンの「子供の情景」を引用したと思われる素朴な音楽が流れる場面もあり、それ以外の場面では虫の声、波の音、風の音といった自然音が音楽の代わりに取り入れられて。
ラストシーンではこの3つの音楽の要素が重ねられるも、不安な電子音だけが、最後に残る。この不気味さ。
鱗歌さん [インターネット(邦画)] 7点(2022-02-07 22:40:10)
その他情報
作品のレビュー数 8件
作品の平均点 5.12点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.45
このレビューの偏差値 58.89
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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