Menu
 > 作品
 > ネ行
 > 眠狂四郎 魔性剣
 > 鱗歌さんのレビュー
眠狂四郎 魔性剣 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 眠狂四郎 魔性剣
製作国
上映時間75分
劇場公開日 1965-05-01
ジャンルアクション,時代劇,シリーズもの,小説の映画化
レビュー情報
黒ミサの変態儀式が無駄に長々と描写されたり、チャンバラが無駄に多くしかも無駄に流血シーンが多かったり、なかなか見どころの多い作品であります。中でも圧巻は、狂四郎視線で描かれる殺戮シーン。こりゃやり過ぎ。さらには狂四郎を狙った無駄な爆発シーンまで。無駄の数々、実に素晴らしいですね。で、物語はと言いますと、今回の狂四郎、しょーもないイキサツからある女性の命を奪ってしまい――とは言っても、悪いのはどう考えてもこの女性の方なので――少なくとも、「命を奪ってしまった」と狂四郎は思いこんでしまい、自責の念から(あまり反省しているようには見えないけど一応)、残された少年・鶴松の身を守ろうと奔走するオハナシ。実は鶴松は岩代藩主の隠し子、かつては邪魔者として消されかけたが、今では世継ぎの第一候補。しかし狂四郎は、“鶴松は世継ぎとなることを望んでいないのダ”と、ひたすら岩代藩の邪魔をする。うーむ、それでいいのか。さらにはそこに、狂四郎を狙う女性刺客も参戦したりして、なかなか賑やかな展開ではあるのですが、少年を前にした狂四郎が、気持ち悪いくらい“イイ人”なもんで、ものすごーく違和感あり。普通に好青年、非常にサワヤカ。いったい本作のどの辺りが「魔性剣」なのでしょうか。ラストなんか、「狂四郎のくせに、何をそんな、名作映画っぽいセリフでシメるんだよ」と、少し怒りを覚えるほど感動的(←まあ、そんな理由で怒るのもどうかと思うが)。いや、いい映画でした。
鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-02-24 23:31:49)(笑:1票)
その他情報
作品のレビュー数 11件
作品の平均点 5.36点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
319.09%
4218.18%
5327.27%
6327.27%
719.09%
819.09%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.37
このレビューの偏差値 58.76
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
眠狂四郎 魔性剣のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS