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眠狂四郎 女地獄 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 眠狂四郎 女地獄
製作国
上映時間82分
劇場公開日 1968-01-13
ジャンルアクション,時代劇,シリーズもの,小説の映画化
レビュー情報
これは面白かった。まず、狂四郎が久しぶりに(?)イイ人。少年から何度も何度も「おじさん、ありがとう」と言われるのが印象的。いやもちろん、エロさは相変わらずで、近寄る女性には必ずエロい要求を。しかし心配ご無用、「近寄る女性」ってのはことごとく判で押したように、その正体は“女刺客”ですから。だからやっぱり狂四郎は今回、イイ人なのです(多分)。しかしその連発された「ありがとう」から一転、狂四郎の軽はずみな行動のために、少年と連れの女性は、命を奪われてしまう。そう、自分が彼らの命を奪ったも同然なのだ・・・と、心に傷を抱えた(のかどうかは外見からはよくわからんが)狂四郎は、やがて、藩のお家騒動に巻き込まれていく訳ですが。それぞれに心の傷を抱え屈託を持ったキャラたちが、その争いの中でドラマを生み出し、多層的な面白さがあります。そしてラストのいささか唐突の大雪、その中での対決。狂四郎は、自分のせいで罪もない少年と女性の命を奪ってしまったが、彼はその運命を背負って生きていかなければならない、それは誰しも同様、死ぬ自由など無いのだ、生き残ってしまった者は、恥も苦悩も抱えながら生き続けねばならないのだ、と。シブいぜ~。
鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2010-09-08 00:14:42)
その他情報
作品のレビュー数 7件
作品の平均点 6.71点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.16
このレビューの偏差値 59.55
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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