Menu
 > 作品
 > フ行
 > プリティ・リーグ
 > 鱗歌さんのレビュー
プリティ・リーグ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 プリティ・リーグ
製作国
上映時間128分
劇場公開日 1992-10-10
ジャンルドラマ,コメディ,戦争もの,スポーツもの,青春もの,実話もの
レビュー情報
《ネタバレ》 かつて存在した女性選手によるプロ野球リーグのオハナシ。ですが、登場人物のモデルとなった実在の人物が映画の中で紹介される訳でもなく、基本はフィクション、ということなんでしょう。そういう割り切りは、それはそれで潔く、ヘンな「実話縛り」も無くって、悪くないと思います。
ただ、コメディタッチとは言え、何とかギャグを盛り込もうと、ちょっと悪ノリが過ぎるような気もしつつ。
野球の腕前よりも、「女性らしさ」みたいなものが優先されてしまう理不尽、しかし最後のワールドシリーズでは息詰まるような熱戦でもって観客を魅了してみせる。無論、彼女たちは大きな制約の中でこの女性リーグをやっているんですが、映画は、その矛盾をこそ描けど、野球自体の描き方としては、充分だったかどうか。観客を熱狂させるにはそれだけの「陰の努力」もあったはず、だけど、必死のトレーニングが描かれるでもなし、これじゃ本人たちもまるでお遊びでやってるみたいで、イマイチ重みが無い。
トレーニングの描写の代わりなのか何なのか、主人公の顔はいつも、土ぼこりで汚れている。野球の場面だけではなく、牛の世話をしている時も。こうも汚れてばかりだと、演出として工夫が無い気もしてきます。
トム・ハンクス「以外の」男性の脇役陣は、なかなかいい味出してますね。あのちょっとヤな感じのスカウトマンとか。主人公たちが汽車に飛び乗るシーン、なんてのが結構、印象的な見せ場になってます。かつてどうしようもなかったクソガキが、面影を残しつつも立派なオジサンになってて、過ぎ去った年月を感じさせる、などというのもちょっと心憎い。
悪ノリが過ぎるような、とは言っても、その全部がハズしてる訳では、ないんです。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2024-09-08 07:53:31)
その他情報
作品のレビュー数 115件
作品の平均点 7.37点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
443.48%
597.83%
61210.43%
73126.96%
83732.17%
91916.52%
1032.61%
作品の標準偏差 1.35
このレビューの偏差値 36.96
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
プリティ・リーグのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS