Menu
 > 作品
 > オ行
 > 俺たちに明日はない
 > 鱗歌さんのレビュー
俺たちに明日はない のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 俺たちに明日はない
製作国
上映時間112分
劇場公開日 1968-02-24
ジャンルドラマ,犯罪もの,青春もの,実話もの,ロマンス,ロードムービー
レビュー情報
《ネタバレ》 『明日に向かって撃て!』と本作を比べる必然性は何にもないんだけど(でもつい連想する)、アチラは「山の映画」で、コチラは「平地の映画」、これだけでもすでに、コチラに分が無い。ってのは言いがかりだとしても、あまり魅力的な光景は登場しません。「川」が目を引くぐらい。基本的に、主役2人にスポットが当たってて、それも、陽気な音楽に乗って田舎でチョコマカとミニ強盗やってるイメージ。仲間も兄夫婦と、頼りない男一名だけで、どれもこれも小人物ばかり(兄の妻とボニーとの間にはつまらないケンカが続く)。この映画ではむしろ、スペクタクル感というものは排除されています。
しかしいくら陽気でコミカルな音楽をBGMに流そうと、人を殺めた彼らは次第に追い詰められていき、ボニーの詠む詩にも彼らの悲劇的な最期が暗示されることになります。
冒頭、ボニーとクライドが唐突に出会って物語が始まったように、ラストも唐突に二人の死で幕を下ろし、観る者に鮮烈な印象を残しはするのですが、どこか「それだけ」という印象も無いでは無く。なんだか、起伏が乏しいんです。
その、前後の唐突さと、不思議な起伏の無さが、本作を独特のものとしている、と言えなくもないですが。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2019-07-14 12:45:16)
その他情報
作品のレビュー数 224件
作品の平均点 7.19点
作品の点数分布
000.00%
110.45%
231.34%
300.00%
494.02%
5167.14%
64017.86%
76428.57%
83616.07%
93917.41%
10167.14%
作品の標準偏差 1.67
このレビューの偏差値 45.74
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
俺たちに明日はないのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS