Menu
 > 作品
 > コ行
 > 木枯し紋次郎 関わりござんせん
 > 鱗歌さんのレビュー
木枯し紋次郎 関わりござんせん のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 木枯し紋次郎 関わりござんせん
製作国
上映時間90分
劇場公開日 1972-09-14
ジャンルアクション,ドラマ,時代劇,シリーズもの,ヤクザ・マフィア,ハードボイルド,小説の映画化
レビュー情報
木枯し紋次郎と言えば中村敦夫、中村敦夫と言えば木枯し紋次郎。
と言いたいところなんですけどね・・・映画版なので菅原文太です、ハイ。
で、とうとう作品のサブタイトルにおいてまでも「関わりござんせん」と主張する紋次郎なワケですが、「関わり」から逃れることは決してできないのが、彼の運命。ここでも、2つの大きな関わりを持つことになって、一つは、たまたま命を救った田中邦衛と関わり。そしてもう一つは、生き別れの姉との再会。この姉を演じているのが、市原悦子なんですが、いやもう、これがホントにスゴいキャラなんですね。まずもって、ブサイク(笑)。言動もガサツ。で、それがかえって、これまでの遊女としての幸薄い半生を感じさせるものがあり、哀れを誘うんですね。まあ、付き合いたくないタイプですけどね。
で、そういった関わりに絡めとられるように、紋次郎の運命も、争いの中へと巻き込まれてゆく。長回しを多用した桑畑での死闘。そして、紋次郎にはこの世に安住の地など存在しないことが示唆されて映画は終わりを迎えます。実に虚無的なラストに、ため息が出ます。
鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2019-02-12 21:05:06)
その他情報
作品のレビュー数 2件
作品の平均点 7.50点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
7150.00%
8150.00%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 0.50
このレビューの偏差値 70.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
木枯し紋次郎 関わりござんせんのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS