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パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々
製作国米,カナダ
上映時間121分
劇場公開日 2010-02-26
ジャンルアドベンチャー,ファンタジー,シリーズもの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 主人公パーシー、劇中でも言及される通り、またその活躍するエピソードを見てもわかる通り、“ペルセウス”と関連があるらしいのだけど、設定は何故か、ゼウスではなくポセイドンの息子。水と親和性が高く、水に触れるとケガが治っちゃったりもする。ここで世の親はすかさず、この映画を一緒に観てる子どもたちに言う訳です、ホラあんた、いつも転んで擦りむいたケガをお風呂に浸けるのイヤがってるけど、見て御覧、浸けたら治っていくやんか、と。ウチの子は「ほんまや~」と言いながらも納得したようなしてないような。しかしこの作品。クリス・コロンバスが「オレがハリー・ポッター撮った時にゃ、まさかあのシリーズがあんな武闘派路線になるとは思わなかったぞ。オレもそういうの撮りたかったぞ。よしオレも撮っちゃうぞ」とはまさか言ってないと思いますが、そういう二番煎じ感が溢れかえってます。が、展開の早さ、簡潔なわかり易さ、派手なCG、ヒマつぶしにいい映画はどちら?と聞かれれば、コチラに軍配を上げてもよいかも知れません。ヒマつぶしと割り切ってる分にはそれでいいかも知れませんけど……一体この映画、何が描きたかったんでしょうね? 父と離れて暮らし、父に見捨てられたと感じていた少年が、冒険を通じて成長し(「強くなった」のと「成長した」のは違う気もするが)、ついに父と対面を果たす。父との葛藤か、あるいは血縁の絆か。「オヤジよ、よくもオレと母さんを見捨てたな」「いや~ソレはしょうがなかったんだよ。でもさ、オマエのことはちゃんと陰ながらサポートしてたじゃないか」「お~言われてみればそうだったな~、サンキュー、オヤジ」だってさ。そんなアホな。この軽薄さには、もはや清々しさを感じてしまいます。いやあ、第2作も楽しみだ。
鱗歌さん [DVD(字幕)] 6点(2014-11-03 17:50:03)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 30件
作品の平均点 4.40点
作品の点数分布
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100.00%
2310.00%
3826.67%
4620.00%
5516.67%
6310.00%
7516.67%
800.00%
900.00%
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作品の標準偏差 1.60
このレビューの偏差値 56.22
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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