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《ネタバレ》 これは面白い。面白くてビックリした。
何しろ、観ている我々が、主人公すらも信用できない。何も信じられない中で、アクションだけがこれでもかと突き進められる。 そしてふとした瞬間、そこに主人公の微妙な表情が織り込まれ、物語に陰影を与える。演技の節約。しかしこれで十分。節約って、素晴らしい。 物語の真相については、あるいはそんなに意外なものではないかも知れないけれど、我々にいくつかの可能性を一度は疑わせることを否定せず、我々を物語に巻き込むことでそれを失念させ、忘れた頃に真相を披露する、ってのはミステリの手法のひとつでしょうし、ましてやその「我々を巻き込む」のがスピーディなアクションなのだから、実に効果的。 実に痛快な作品でした。 【鱗歌】さん [地上波(吹替)] 8点(2016-02-21 09:31:41)(良:1票)
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