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ベイマックス のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ベイマックス
製作国
上映時間108分
劇場公開日 2014-12-20
ジャンルSF,アドベンチャー,ファンタジー,ファミリー,漫画の映画化,CGアニメ,3D映画
レビュー情報
子供たちと一緒に楽しませていただきました。本作におけるベイマックスってのは、疑似的な人間としてのロボットではなく、あくまで“モノ”なんですね。人を癒す道具として、“モノ”としてのベイマックス。人間の痛みに対する理解は、あくまで十段階のデジタル方式。人の感情の捉え方は、体内分泌物の量としての生理学的な分析。決して感情と呼べるものを持ち合わせている訳じゃない。そもそも顔なんて、大半のシーンでは表情らしきものはまるで無い、記号のような顔だち(「鈴」を元にしたらしいけど)。体は風船、ケガしても空気が漏れるだけ、とにかく滑稽な存在だけど、人間に手を加えられりゃ、なすすべも無く「戦闘マシーン」にもされてしまう。という、“モノ”に過ぎないベイマックスだけど、人間に尽くす愛すべき愚直さがあって、時には機械的であるが故に鋭い人間に対する反問があって、そして何よりも、その“モノ”であるベイマックスに投影された兄の想い、また兄に対する弟の想いがある。ベイマックス自体は“モノ”に過ぎなくとも、それは人間の想いを具現化した、かげがえのない“モノ”であり、観ている我々もまたいつのまにか、ベイマックスから離れられなくなっている……。最後の方では、ベイマックスが自らにプログラムされたルーチンから自由となるような含みも見せたりしますけれど、あくまで“モノ”であり、まあそれ故に製作者も最後は堂々と、人を食ったような厚かましい(?)ラストを準備している訳で、この終わり方、どうなんでしょうね???
鱗歌さん [映画館(吹替)] 8点(2015-01-04 20:57:56)
その他情報
作品のレビュー数 91件
作品の平均点 6.68点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.38
このレビューの偏差値 56.91
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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