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ポセイドン・アドベンチャー2 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ポセイドン・アドベンチャー2
製作国
上映時間119分
ジャンルアクション,ドラマ,サスペンス,アドベンチャー,シリーズもの,パニックもの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 第1作の直後から物語は始まります。ポセイドン号に積まれていたお宝目当てに、ノコノコ船内に入っていくマヌケな連中のオハナシ。
彼らをを見ていると、ポセアドで強引にもう一発儲けてやろうという、この映画の製作陣の姿(って言うか、要するにアーウィン・アレン)が重なってきます。
ここまでやるんなら、ジーン・ハックマン復活もアリだろうと思うのですが、そこはそれ、こういうカスネタには、やはりマイケル・ケインが似合います。そういや、なんでマイケル・ケインかと思ったら、『スウォーム』に続いてのアーウィン・アレン作品出演、ってのもあるんですね。
という、「サイテーな続編」という称号があるのならトップレベルに位置するであろう、このポセアド2ですが、最初の方(最後も)で登場する、逆さまになって浮かぶポセイドン号の船底、これはなかなか壮観です。ただ、明らかに傾いた状態で浮かんでいるのに、船内シーンでは綺麗に180度ひっくり返って、全く傾いた気配がないのは、これいかに。
しかしそこはマイケル・ケイン、こんな映画でも頑張ります。泳いでずぶ濡れになれば、まさに水も滴るイイ男。『アシャンティ』でも『アイランド』でも泳いでたよね。いやホント、この役は彼以外には考えられません。
そして、「絶対このヒト、いい人のワケがない」
というオーラを出しまくってるテリー・サバラス。この全く意外性を求めていないキャスティングが、潔いです。と、褒めるべきところなのか、どうなのか。
船内に潜り込んだはいいけれど、容易には脱出出来なくなり(何の危機感も感じられないけど)、その彼らの前に三々五々、に生存者が現れて、もう誰が誰やら、どうでもよくなってくる。じゃあ一丁、銃撃戦で盛り上げましょう、と張り切るテリー・サバラス一味、いよいよ事態はカオスに突入し、収拾がつきません。
とりあえず、珍味である、とだけは言っておきましょう。
しかし、このラストを受けてなお、ポセアド3を作ろうという度胸は、さすがに、持ち合わせてなかったんですかねえ。残念。
鱗歌さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-05-15 20:25:05)
その他情報
作品のレビュー数 17件
作品の平均点 4.24点
作品の点数分布
000.00%
115.88%
2317.65%
3317.65%
4317.65%
5211.76%
6423.53%
700.00%
800.00%
900.00%
1015.88%
作品の標準偏差 2.13
このレビューの偏差値 53.89
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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