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ワイルド・スピード/ICE BREAK のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ワイルド・スピード/ICE BREAK
製作国米,中,日
上映時間136分
劇場公開日 2017-04-28
ジャンルアクション,サスペンス,シリーズもの,犯罪もの
レビュー情報
このシリーズもすっかりめっきりCG漬けになってしまって、CG自動車がコロコロひっくり返るのをただ眺めているっていうのも、多少虚しいものが、無いでは無いんですけどね。何といいますか、裏ビデオを見てみたら逆に、実は疑似本番だったことがモロわかりで腹が立ってくる、ってな感じでしょうか(←だいぶ違うかも知れないけれど)。
前作がシリーズを打ち切る良いきっかけだったかも知れないのに、我々のイヤな予感を決して裏切ることなく、やってきましたシリーズ第8弾。メンバーが抜けては追加して、無理やり何とか引っ張って、もはやポリスアカデミー化していると言っても過言ではありません。そんな私の悪口にもめげず、第9弾もちゃんと作ってよ。たぶん作るんだろうけど。
さて本作の目玉は、主役たるドミニクが「ファミリー」と敵対する側に回ってしまう、という点なのですが、これがもうずいぶんヌルくって、イマイチなのです。突如裏切って我々をビックリさせてくれるんならオモシロくもなるところ、何だかユルユルと段階を踏んで「しょうがないけど裏切ってきま~す」みたいな感じの描写、観てる我々も心の準備しまくり。怖くもないしハラハラもしない。これだったら、「X星人に操られたゴジラ」とか「バイラス星人に操られたガメラ」とかの方がよほどスマートで、我々をハラハラさせワクワクさせてくれます・・・よね?
いやホント、主人公が敵に回る、というこの事態を、こんなにサスペンス描くなんて。逆に言うと、これまさに、安心印。展開を心配せず事態を心配せず、乱闘爆破カーチェイスを、打ち上げ花火を楽しむように楽しむ。そう、それは勿論「花火が間違ってこちらに飛んでくるんじゃないか」などとハラハラしながら見るような楽しみ方では決して、無い。映画として観れば物足りないけど、ま、そういう楽しみ方もあるのかな。
クライマックスでは、赤ちゃんネタでユーモアを盛り込んでみたりなんかして。ああやっぱり赤ちゃんネタは鉄板ですなあ。
鱗歌さん [映画館(吹替)] 5点(2017-05-01 09:47:48)
その他情報
作品のレビュー数 27件
作品の平均点 6.30点
作品の点数分布
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100.00%
200.00%
300.00%
427.41%
5725.93%
6725.93%
7622.22%
8311.11%
913.70%
1013.70%
作品の標準偏差 1.44
このレビューの偏差値 43.71
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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