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無頼の群 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 無頼の群
製作国
上映時間98分
劇場公開日 1958-09-11
ジャンルウエスタン,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 とっ捕まった悪党四人組が、処刑寸前で脱走し、それを何やら訳アリらしいグレゴリー・ペックが追う。訳アリ、というのはすなわち、個人的な復讐。一人また一人と追い詰めて・・・というオハナシ。意外な真相が致命的なまでに意外性を感じさせない、という点も含めてコレ、イイなあ、と思うんですけれども。
グレゴリー・ペックはその端正な顔立ちで、優等生的な役もよく似合うけれど、こういうちょっとクセのある役も似合います(似合わない場合もあります)。
かつて妻を殺された彼は、復讐の炎を心に燃やし、四人組を追い続ける。雄大な自然の中で描かれるその追跡劇が、まず見どころ。でもって、主人公が非情に徹すれば、一方の悪党どもも女性を拉致してなかなかエゲツないことをやり、直接的な表現は抑えられているとは言え、1950年代の映画でもここまでやるのか、と。
殺された妻、誘拐された女性、とくれば主人公ならずとも怒りが湧いてくるワケですが、主人公が最後に(どっからどう見ても悪人にしか見えない)ヘンリー・シルヴァの言う事に耳を傾けるのもおそらくは、彼に妻子がいたから(もしもヘンリー・シルヴァが独身だったら、このオチは成立させようがないと思う)。そしてこの殺伐とした物語が曲がりなりにも無事に幕を閉じるのは、それは宗教のおかげなどではなく、かつての恋人がそこに居てこそ。
と言う訳で、女性の存在が実は、物語に大きく影響した作品でした。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-08-12 13:42:31)
その他情報
作品のレビュー数 5件
作品の平均点 5.00点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.90
このレビューの偏差値 58.33
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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