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王になろうとした男 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 王になろうとした男
製作国米,英
上映時間127分
劇場公開日 1976-06-05
ジャンルアクション,ドラマ,アドベンチャー,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 なかなかにブッ飛んだお話でして、二人の野心家(あるいは夢想家、あるいは誇大妄想狂)が、艱難辛苦の末にインドの山奥に行って、王様になっちゃおうとする物語。冒頭の列車のくだりなどからすると、詐欺師同然の連中には違いないのですが、あっけらかんとしていて憎めない存在。その二人が、持ち前の大胆さ、無謀さ、そして運命の歯車によって、あれよあれよという間に支配者の地位に登りつめちゃう。マイケル・ケインの方はまだ小悪党の顔を残しているけれど、ショーン・コネリーの方は、自分の妄想に自分が飲みこまれてしまい、王どころか神を目指してしまう。しかし物事そううまくは行かない、正体がばれ、追われる身に。そして、あっという間に登りつめた地位から、吊り橋から谷底へ、まさにあっという間に転落していく。運命の怖さ、ですね。登りつめた後に転落した者のなれの果て、という物語ではあり、悲惨な物語でもあるのですけれど、それでいてどこかカラッとした陽気さがあり、楽しい映画になっているところが、本作の奇妙な魅力と言えるでしょうか。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-06-14 17:17:37)
その他情報
作品のレビュー数 23件
作品の平均点 6.96点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.68
このレビューの偏差値 53.69
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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