タイトル名	霊幻道士
製作国	香
上映時間	97分
ジャンル	アクション,ホラー,コメディ,シリーズもの

後続作品の人気に、やや呑まれた感はありますが、一応、本家本元キョンシー映画。
先代の墓を掘り返したことから巻き起こるキョンシー騒動と、オバケの姑娘（というにはやや年増か。「美人」と「ブサイク」の中間の、「なんかエロい」という領域のオバケ）に憑りつかれるオハナシとが、脈絡なく同時並行で描かれて、それをオモシロいと感じるか、散漫と感じるか。わたしゃ、好きなんですけどね、こういうの。
それまでキョンシーなんて、日本に住む我々にはまるで馴染みがなかったけど、独特のコスチューム（？）に、「息を止めれば見つからない」とか「餅米が苦手」とか、ワケわからんけどとてもわかりやすいルールを提示して、非常に親しみを湧かせてくれます。
オバケ映画とカンフー映画を融合して、終盤は２つの物語が（噛み合わないまま）クライマックスに突入。キョンシーの親玉みたいなヤツとの死闘は、ちょっと『スパルタンＸ』なども思い起こさせて、サモ・ハンの息がかかっていることが関係しているのか、どうなのか。
そういや、親玉キョンシーのエラの張った顔立ちを見ていると、ベニー・ユキーデを彷彿とさせるような、させないような。
何にせよ、このクライマックスの死闘の「しつこさ」みたいなものが、しっかりとカンフー映画魂を感じさせてくれます。

作品のレビュー数	59件
作品の平均点	7.44点
作品の点数分布	0 0 0.00％ 1 0 0.00％ 2 0 0.00％ 3 1 1.69％ 4 2 3.39％ 5 2 3.39％ 6 13 22.03％ 7 12 20.34％ 8 15 25.42％ 9 4 6.78％ 10 10 16.95％
作品の標準偏差	1.67
このレビューの偏差値	52.01 ※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値