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最前線物語 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 最前線物語
製作国
上映時間113分
劇場公開日 1981-01-31
ジャンルドラマ,戦争もの
レビュー情報
第2次大戦下のヨーロッパを転戦していく、軍曹と4人の兵士。なぜか彼らはうまく生き残り、残ったら残ったで次の戦線へと送られてしまう。とりわけ優秀という訳でもなく、特にお互い支え合うというでもなく。リー・マーヴィン演じる軍曹、第一次大戦の生き残りである歴戦の強者で、頼りになる親分肌、と思いきや、ノルマンジー上陸などでは非情な一面も見せたり。4人の若者が生き残れたのもおよそ運が良かっただけ、代わりに大勢の補充兵が死んでいく。
しかし映画はあえてそれを皮肉だと声高に叫ぶことはしなくって、戦闘の壮絶さと、その合間のホノボノ感をそのまま提示してみせる。そこに皮肉を感じてもよし、単純に彼らへの愛着を感じてもよし。ただし、軍曹には、ラストで特大の皮肉が突きつけられます。このヒト、役名もただ「軍曹」という、名もなき男。ちょいと気の毒にもなったり。
何もかもが起こりうる、一言で言い表せない世界、それが戦場、っていうところでしょうか。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-09-10 03:27:40)
その他情報
作品のレビュー数 33件
作品の平均点 6.73点
作品の点数分布
013.03%
100.00%
200.00%
313.03%
413.03%
5618.18%
639.09%
7824.24%
8721.21%
9515.15%
1013.03%
作品の標準偏差 2.02
このレビューの偏差値 53.12
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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