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ハンガー(1983) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ハンガー(1983)
製作国
上映時間96分
劇場公開日 1984-04-06
ジャンルドラマ,ホラー,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 アート系の雰囲気を漂わせつつも、ちゃんとホラーになっているところが、エライと思います。アバウトな感想ですみません。
風に布が揺れ、光が揺らめいて、まるで海の底でひっそりと繰り広げられるような、吸血鬼の世界。
この吸血鬼は、日の光があたっても平気らしいし、十字架やニンニクで苦しんだりもしない、らしい(ニンニクに耐性があるのかどうかは映画には出てこないので、あくまで想像)。だけど、都会の片隅で、絶滅危惧種のごとくひっそりと生きている。
最初はデヴィッド・ボウイが物語の中心かと思いきや、彼は、年老いる哀しみを我々に見せつけながら、ひっそりと姿を消す。
そして彼の代わりとなるのがスーザン・サランドンで、カトリーヌ・ドヌーヴとの同性愛描写となるのだけど、ショートカットの顔立ちはそのままデヴィッド・ボウイを想い起こさせる瞬間もあり、性差を超えたイメージとなっています。
ネックレスも物語の中で上手く使われて、ラストで重要な役割を果たし、物語に説得力を持たせています。ホラーらしい見せ場もちゃんと準備されていて。
吸血鬼映画には、こんな映画もあれば、『極道大戦争』みたいな映画もある。いやはや、奥が深いです?
鱗歌さん [インターネット(字幕)] 8点(2021-03-30 07:21:11)
その他情報
作品のレビュー数 16件
作品の平均点 6.44点
作品の点数分布
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216.25%
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6743.75%
7318.75%
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916.25%
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作品の標準偏差 1.54
このレビューの偏差値 56.59
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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