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第七天国(1927) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 第七天国(1927)
製作国
上映時間110分
ジャンルドラマ,ラブストーリー,サイレント,モノクロ映画,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
まあ、とりあえずエエ話ですな。ツボにはまったメロドラマなもんで、無声映画であることを観てて忘れてしまうほど。ディアーヌが姉に追われるシーンや、階段を上るシーンの撮影、こういった場面でのカメラの遊び心、まずは唸らされるが、それにとどまらず、この立体感、コレが本作では重要。「第七天国(←チト誤訳っぽい気もするが)」であるアパートの一室から見下ろす、「社会」の俯瞰図の透明感。これを見てしまうと、ラストは当然、ディアーヌが足を踏み外して転落死するという悲劇的ラストを予感してしまうわけだが、当然またも私の予想は全く当たらない(笑)。くそ~。それはともかく、自由に階段を上って7階から地表を見下ろすカメラ、はたまた二人のママゴトみたいな擬似新婚生活を出歯亀するカメラ(いやあ。観てて、何か、気恥ずかしい・・・)、この、アラユル障害を乗り越え、空間を超越したカメラが、後半、戦場とパリに別れた二人を、しっかり結び付けてくれているのですね、ニコニコ。よってメロドラマがさらにいっそう燃え上がるのでありました。それにしても。ワタシも生まれてこの方、「好きだ」なんて言葉、言ったこと、一度もないですなあ。ぶはははは。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-08-22 23:57:34)
その他情報
作品のレビュー数 24件
作品の平均点 7.79点
作品の点数分布
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6312.50%
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1028.33%
作品の標準偏差 1.29
このレビューの偏差値 57.26
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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