Menu
 > 作品
 > ク行
 > 沓掛時次郎 遊侠一匹
 > 鱗歌さんのレビュー
沓掛時次郎 遊侠一匹 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 沓掛時次郎 遊侠一匹
製作国
上映時間90分
劇場公開日 1966-04-01
ジャンルドラマ,時代劇,ヤクザ・マフィア,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 前半は時次郎と朝吉の物語、男の滑稽な意地が悲劇へと繋がるその一方で、遊女たちの「どこ吹く風」とばかりのバイタリティが印象的。そしてこの前半の物語は、「やるのかやらねえのか」と挑発に対する時次郎の「やりたかねえよ」との言葉と、これを覆し突如爆発する怒りとともに終わります。そして後半は、時次郎とおきぬとの物語ですが、これまた、男の意地が招いた悲劇から幕を開けます。おきぬの夫を斬ってしまった時次郎、夫を斬られたおきぬ。揺れ動く二人の微妙な関係を象徴する「櫛」。ラストは、病魔と闘うおきぬと、彼女のために死地に赴く時次郎、二人の戦いが並行して描かれますが、待ち受けるであろう悲劇を予想させるに充分なここまでの展開があってこそ、このクライマックスは真に息を飲むものとなっています。悲壮感あふれる錦之助アクションを、ご堪能あれ。
鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 10点(2014-12-04 20:53:31)
その他情報
作品のレビュー数 16件
作品の平均点 7.38点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
516.25%
6318.75%
7743.75%
816.25%
9212.50%
10212.50%
作品の標準偏差 1.41
このレビューの偏差値 63.23
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
沓掛時次郎 遊侠一匹のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS