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D坂の殺人事件(1998) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 D坂の殺人事件(1998)
製作国
上映時間91分
ジャンルドラマ,サスペンス,ミステリー,小説の映画化,エロティック
レビュー情報
D坂の殺人事件、というタイトルながら、実際は後半を「心理試験」が占めていて、確かにストーリー上は繋がっているとは言え印象としては全く前後半の繋がりが感じられない、不思議な作品。ただのヘンタイ映画(?)だったはずなのに、犯人が何の前触れもなく唐突に知能犯に化けてしまいます。
劇中のセリフに「フェティシズム」という言葉が出てきますが、本作はまさにそれ、そのもの。緊縛シーン(私も自分自身、結構なヘンタイだと思ってるけど、緊縛の何がイイのかは未だにわからず、修行不足を痛感)に限らず、真田広之が贋作を作製してゆく細かい描写そのものが、いかにもフェティッシュなものを感じさせます。
音楽は作曲界のダジャレ帝王・イケベ先生。スケベではありません(←本人が言う前に手を打ってみました)。使用されている楽器は、オンド・マルトノでしょうか。妖しげな音色がこれまたヘンタイチックに映画を彩っていて。
エロいシーンがそんなに多い訳でもないはず、なんですが、作品のいびつさ自体にヘンタイ性が感じられる、実にヘンタイな映画でした。
鱗歌さん [インターネット(邦画)] 6点(2021-07-11 10:03:10)
その他情報
作品のレビュー数 7件
作品の平均点 5.29点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.88
このレビューの偏差値 59.21
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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