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夜の訪問者 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 夜の訪問者
製作国
上映時間94分
劇場公開日 1971-04-10
ジャンルアクション,ドラマ,サスペンス,小説の映画化
レビュー情報
チャールズ・ブロンソンの役どころは、妻と娘との3人で仲睦まじく暮らす平凡なバカボンパパ。じゃなかった、平凡なパパ(似てるもんでつい・・・)。なのだ。
と思いきや、彼には隠された過去があって、不審な電話により、それが明らかになる。ってか、身に覚えがないような事をいいながら、実際には思いっきり身に覚えがあるであろうその電話の内容を、正直にそのまんま妻に伝える、ってどういうことよ? ホントに過去を隠す気があるのか?
でもこうやってムダに正直なお陰で、テンポよくオハナシが進んでいきます。
ただ、テンポがいいのはいいけれど、エピソード同士がマトモにつながっていないというか何というか、展開がメチャクチャ。さっきのエピソードがまるで無かったかのように次のエピソードが始まり、敵の一味がブロンソンに何でこんなことをさせるのか(させたいのか)もよくわからないし、妻と娘を人質にとられたブロンソンもまた、トチ狂ったとした思えない行動に走るし、ふと気づいたら敵の一味の人間関係も妙なコトになっちゃってるし。
どうして一本の映画の中で物語がこうもあっちゃこっちゃ行ってしまうのか、ワケがわからないんですけれども、本作の素晴らしさは、そのバラバラのエピソードひとつひとつを、やたら一生懸命に描いていることで。アクション、サスペンス、すべてに全力投球(ただし暴投あり)。例えば、なんでこんなカーチェイスやってるんだか、これもワケわからんのですが(ストーリー上は、無くても一向にかまわない気がするのですが)、しかしそのカーチェイスが、やたら気合が入っててやたらとしつこくって。
ツジツマ合ってるけど面白くないよりは、面白くするためにデタラメやった方が、そりゃ当然、面白い訳です。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-05-16 15:51:56)(笑:1票)
その他情報
作品のレビュー数 12件
作品の平均点 5.17点
作品の点数分布
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100.00%
218.33%
318.33%
4216.67%
5325.00%
6216.67%
7216.67%
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作品の標準偏差 1.67
このレビューの偏差値 60.10
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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