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宮本武蔵 一乗寺の決斗 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 宮本武蔵 一乗寺の決斗
製作国
上映時間128分
ジャンルアクション,ドラマ,時代劇,シリーズもの,小説の映画化
レビュー情報
一乗寺下り松。わたしゃ子供の頃に、武蔵が地形と敵の配置を書いた紙を布にくるんで鉢巻にするのを見て、ああ、覚えにくいことはこうやれば頭に入るのか、とエラく納得したもんでした。が、ホントに効果があるのかどうか、この歳になるまでまだ試したことはありません、ハイ。本作、吉岡一門との最終決戦が描き、伝七郎との対決あり、73対1の壮絶な死闘あり、五部作の中でピークをなすような作品ですが、その分、やや大味な感じが無くも無く。ただ、武蔵が主人公とはいえ、本作ではむしろ武蔵の理不尽な挑戦によって滅亡の道を歩む吉岡一門の悲劇がクローズアップされ、一方の武蔵もまた、下り松での決闘は不本意な文字通りの“泥仕合”となった上、比叡山の坊さんに、鬼、悪魔と罵られる。一体、この戦いに勝者はあったのか。という、一大バトルを描きつつも、剣の道に対する信念の揺らぎをも描いて、これはもう何が何でも最終作を観なければ(笑)という気分にさせてくれる、なかなかに「お上手」な心憎い作品でもあります。ところで、小川べりを歩くシーンは、上賀茂神社でしょうか。伝七郎との対決の場面は、三十三間堂ですね。
鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-09-24 22:07:54)
その他情報
作品のレビュー数 16件
作品の平均点 8.12点
作品の点数分布
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616.25%
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8956.25%
9531.25%
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作品の標準偏差 0.78
このレビューの偏差値 47.95
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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