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エレファント・マン のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 エレファント・マン
製作国英,米
上映時間124分
劇場公開日 1981-05-09
ジャンルドラマ,モノクロ映画,歴史もの,実話もの
レビュー情報
特異な容貌故に見世物にされてきた青年、その彼をこうやって商業映画の題材として描く、という事自体に、メタな要素を感じざるを得ないのだけど、それを意識しつつも、どうもこの映画には、以前から醒めた印象しか持ち得ないのです。今回久しぶりに見ても、それは変わりませんでした。
結局のところこれは、メーキャップ技術の限界を示した映画、としか思えなくて。
微妙な、デリケートな問題、であるが故に、その「作り物」感が、まずもって、気持ちを門前払いしてしまう。
かつて初めて見た頃と違って、今ではネットで調べれば、モデルとなった男性の実際の写真を簡単に見ることができ、確かに、似せようと努力していることはわかるのですが。
ストーリーも人物描写もシンプルで類型的なものとし、あの神秘性を感じさせるマスクも勿体ぶらずに脱がせて素顔(のメーキャップ姿)を画面にさらけ出させて、この「作為の無さ」という作為が、ドキリとさせる面も、これまた確かにあるのですが。
しかし、結局のところ、メーキャップでは描き切れない以上、違和感を拭いきれない以上、その姿はやはり、あのマスクの向こうの神秘に、封印するしかなかったんじゃないか、と思えてしまうのです。
ところでこの映画のテーマ曲、聞くとどうにも、童謡の「叱られて」を思い出してしまうのですが。
鱗歌さん [インターネット(字幕)] 4点(2021-04-17 15:04:21)
その他情報
作品のレビュー数 202件
作品の平均点 7.43点
作品の点数分布
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220.99%
341.98%
473.47%
5125.94%
62612.87%
74924.26%
84421.78%
93517.33%
102311.39%
作品の標準偏差 1.73
このレビューの偏差値 38.57
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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