| 作品情報
レビュー情報
都市伝説の殺人鬼・キャンディマン。って言っても、見るからにフツーの黒人の兄ちゃんだしなあ。キャンディマンの哀しい生い立ちが明らかに! 観てて思わず涙が。出る訳ないってば。これじゃますますフツーの兄ちゃんです。でも、よくあるタイプの無機的な殺人マシンみたいな殺人鬼(←よくあるタイプって何だよ)とは一風異なり、もっと有機的な「怨念」のようなものが背景にあるのが、日本人にも馴染みやすい普遍的なところ。過去の怨念は時代とともに風化し、一見、現代の都市とは無関係に見えるが、その痕跡はちゃんとそこかしこに残っていて、現代人の心に引っかかり続けている。過去、すなわち「済んでしまったことの重み」という呪縛。いいぞ、クライヴ・バーカー。ぜひ日本を舞台に怪談映画を作ってくれ。ところで音楽は、現代楽壇随一のヒットメイカー、フィリップ・グラス。いつも通りのミニマルミュージックで・・・もう飽きたよ(笑)
【鱗歌】さん [地上波(吹替)] 5点(2006-08-19 13:02:22)
その他情報
|
© 1997 JTNEWS |