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この映画って、まるで……お爺ちゃんが孫を喜ばせようとして見よう見まねで考えたようなトホホなマシーンにトホホなコスチュームが満載、周囲の「いくらなんでもちょっとそれは……」という忠告も聞かず、「ふん、孫の好みはワシが一番よく知っとるわい」と強がってみせたはいいけど、結局肝心の孫に「幼稚。ダサ過ぎ。お爺ちゃんサイテー」と愛想を尽かされてしまう、そういう世間にアリガチな悲劇を連想してしまう、そういう作品です。はいはいはい。ま、最後の「空飛ぶオートバイ一回転」なんて辺りを見てると、作り手の方も別に真剣にやってる訳じゃなさそうなんですけれどもね。製作費87億円(87円を置くんとちゃいまっせbyトミーズ雅)、その大半をメカにつぎ込んだという。ゼロの数、あってますか? とにかく、内容がアホらしいのはまあそれはそれで結構なんですけれども、内容が無いってのは、あんまりよろしくないですよね。前半「作戦はこうだ!」と紹介し、後半その通りに作品が展開されるだけ(多少、予定外の方向に展開するものの、正直、どうでもよろしい)。ああ、中身が無い。全編通してただただ、この“メガフォース”を自慢げに描くだけ、だけど何が自慢なのやら、サッパリなんです。ああメガフォース。我らがメガフォース。しっかりしろメガフォース。
【鱗歌】さん [DVD(字幕)] 4点(2013-06-03 21:19:57)
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