Menu
 > 作品
 > シ行
 > 昭和残侠伝 死んで貰います
 > 鱗歌さんのレビュー
昭和残侠伝 死んで貰います のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 昭和残侠伝 死んで貰います
製作国
上映時間92分
劇場公開日 1970-09-22
ジャンルアクション,ドラマ,シリーズもの,ヤクザ・マフィア
レビュー情報
あわや一触即発となった場を収めるため、心ならずも高倉健をタコ殴りにしてしまう池部良。この展開がすでに「勧進帳」を想起させ、やるせないものがあるのだけど、後で池部良が頭を下げれば高倉健はさらに深く頭を下げる、まさに礼儀人情思いやりの倍返し。ラストの殴り込みは、ヤクザもカタギもない、二人だけの世界。そして彼ら取り巻く人々、フジ純子はともかくとしても(笑)、(あと、真田広之少年の初々しさはともかくとしても)、一宿一飯の義理から鉄砲玉を買って出ようとする弟分の松、義理の息子の帰宅を、知らないふりでそっと見守っていた義母など、「無私」と「瘦せガマン」の美学に満ち溢れた、哀しきユートピアがここにあります。無情にもすべてを断ちきるような終わり方にも、絶大な余韻あり。
鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 10点(2013-11-04 10:58:04)
その他情報
作品のレビュー数 22件
作品の平均点 7.41点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
314.55%
400.00%
529.09%
6627.27%
7313.64%
814.55%
9522.73%
10418.18%
作品の標準偏差 1.95
このレビューの偏差値 56.84
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
昭和残侠伝 死んで貰いますのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS