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まだ第2作なもんで、完全にはイカレ切っていないですが、でも9割9分までは、イカレてます。もう、ムチャクチャ。
特に前半は、「犬も歩けば棒に当たる」と言わんばかりに、拝一刀が乳母車を押せば刺客に次々ぶつかる。斬っては次の刺客、また斬っては次の刺客、と、まさに大漁、入れ食い状態。斬られりゃ面白いように鮮血が噴き出るのですが、ご丁寧にも「シャーッ」っていう効果音がするんですね。音を立てての大流血。 残酷描写はこれにとどまらず、女性刺客たちが寄ってたかってヘタレ忍者をなぶりものにするシーンでは、もう、人体の切断できる部分はすべて切断しちゃえ、という感じで、ここまで一気にバラバラにされた映画のキャラって、大悪獣ギロンにメタメタにされた宇宙ギャオスくらいしか思いつきません。 こんな状態だから、敵が拝一刀と大五郎に接近した日には、もはや斬られるのが楽しみで近寄っているとしか思えなくなってくるのですが、そんなシーンばかりではキリがないので、奥の手として、真打ちたる怪しい刺客三兄弟が登場。さらには大五郎が誘拐され。 あ。いや。後半も、前半と大差なかったですね。キリがなかったですね。 それにしてもこの、「マカロニ時代劇」とでも呼びたくなる、というより、マカロニの先の先のそのまた先まで行ってしまった、超越ぶり。時代も超え、常識も理性も超え、子連れ狼はどこへ向かうのか。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2025-06-08 14:20:16)《新規》
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