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血の魔術師(1972) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 血の魔術師(1972)
製作国
上映時間96分
ジャンルホラー
レビュー情報
これは、モツ系、とでもいうんですかね。ひたすら汚い血糊と、汚い内臓のオンパレード。人間の体内って、あんなに乱雑なもんなんだろうか?内臓のつもりらしい訳の判らない物体がやたらと湧き出てきて、解剖学は100%無視。
やってることはスプラッター映画ですが、印象としてはスカトロに近いです。
手品師が舞台でホントに人間を血祭りにあげる、というだけなら、まだ江戸川乱歩レベルですが、この作品のユニークかつ意味不明なところは、血祭りにあげられたはずの被害者が、その場は何事も無かったように劇場を後にし、時間差を置いて思い出したかのように絶命する、というところ。
これ自体はスバラシい発想力、と言えなくもないけれど、舞台上の殺戮シーンが、血塗れだったかと思えば次のカットでは一滴も血が出てなかったり、このあたり、意図的な演出なのか、それとも単に編集がデタラメなのか、サッパリわかりません。という時点で、編集がデタラメなんだと思う。
結局、この手品師(一応、少しだけ手品もやってます)の狙いが何なのかもよくわからず、いや、わからなくってもコワければいいんだけどちっともコワくもなくって。
ハラハラドキドキ感は皆無、演者もやや持て余し気味の内臓ドロドロ解体ショーだけを純粋に楽しむ(楽しめたとして)、そんな映画です。
と言いながらも、剣吞みのシーン、あれはどうやって撮影したんですかね。と、ちょっと気になった・・・。
鱗歌さん [インターネット(字幕)] 1点(2021-05-29 12:37:22)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 6件
作品の平均点 3.33点
作品の点数分布
000.00%
1116.67%
2116.67%
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4116.67%
500.00%
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作品の標準偏差 1.89
このレビューの偏差値 43.44
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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