Menu
 > 作品
 > タ行
 > 大菩薩峠(1960)
 > 鱗歌さんのレビュー
大菩薩峠(1960) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 大菩薩峠(1960)
製作国
上映時間105分
劇場公開日 1960-10-18
ジャンルドラマ,時代劇,シリーズもの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 この机竜之助を観たらもう、眠狂四郎役も市川雷蔵に回るってもんです。虚無感あふれる、魔道に堕ちた剣士。何を考えているかわからない、たぶん何も考えていない(笑)この主人公を特徴づけるのは何といっても、雷蔵の眼光ですね。この眼光の前には、登場人物たちが都合よく再会するご都合主義なんて、まるで気にならない、まさにすべてが起こりうる世界。とは言ってもこの第一部は、新撰組との絡みもあったりして比較的なじみやすい物語です。で、ラストは、兄の仇をうつべく竜之介の前に現れた兵馬との、(竹刀ではなく)今回は真剣勝負、というトッテモいいところで終わってしまい、次回斯うご期待、となる訳ですが。雷蔵演じる妖怪・机竜之介に対し、中村玉緒がこちらも負けじと見事な妖怪ぶりを発揮して、ホンモノのオバケは登場しないまでも、十分に怪奇映画テイストを味わえる、伝奇チャンバラ映画となっております。
鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2015-04-30 10:05:43)
その他情報
作品のレビュー数 8件
作品の平均点 6.62点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
3112.50%
4112.50%
500.00%
600.00%
7225.00%
8450.00%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.87
このレビューの偏差値 53.95
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
大菩薩峠(1960)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS