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らせん のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 らせん
製作国
上映時間98分
劇場公開日 1998-01-31
ジャンルホラー,サスペンス,SF,医学もの,シリーズもの,ミステリー,小説の映画化,オカルト映画
レビュー情報
原作者の鈴木光司さん、百貨店の屋上遊園地のシーンにチラリと登場してましたね。「主夫」を公言するだけのことはある、いいパパぶり。
ってのはどうでもよくて、このヒトの書いた話題作「リング」と「らせん」、一応は一種のホラー小説とは言え、前者はミステリ色が濃く、それに引き換え後者はと言うと、殆ど「アンドロメダ病原体」風味のSF作品。という風にせっかく趣向を大幅に変えてきたにも関わらず、結局、同じホラーのくくりに縛られてセットで映画化されてしまうところに、不幸がありましたね。これも貞子の呪いですかね。
「リング」がズバリ、ツボにハマった(ハマり過ぎた)分、こちらの「らせん」がワリを喰ってしまった形ですが、いや、こちらの中途半端さも、マズかったんでしょうなあ。もうちょっと「リング」との対比を明確に打ち出す手もあっただろうに、このインパクトの弱さでは、まるで「リング」の単なるオマケか便乗作みたいで。
だけどまあ、真田広之いるところには佐藤浩市あり(かどうかは知らんけど)、今作では不幸を抱えた佐藤浩市が女性たちに手玉に取られて、男の弱さ、みたいなものが垣間見えて。よくよく見ると(そしてただの偶然かも知れないけれど)、実はこの2本の作品はちゃんと対照(対称?)となっているような気も。
だからどうしたと言われれば、どうもしないのですが、ホラーの暗さに加え、それとは別の意味の暗さも漂っているのが、ちょっと特徴的かな、と。
鱗歌さん [インターネット(邦画)] 6点(2021-09-30 23:10:36)
その他情報
作品のレビュー数 140件
作品の平均点 2.69点
作品の点数分布
0128.57%
12920.71%
22920.71%
32820.00%
42115.00%
5117.86%
653.57%
742.86%
810.71%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.77
このレビューの偏差値 60.59
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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