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ジーン・ハックマンのセリフで「大ダコでも襲ってこない限り~」というのがあって、しかも確か、本作が以前金曜ロードショーか何かで放送されたとき、これに相前後して日曜洋画劇場で『オクトパス』が放送されてたりして。親分、出番ですぜ。さて本作、外部との通信が中途半端に途切れてしまった原潜内を舞台に、核ミサイルの発射を主張する艦長と、これに反対する副官が対立する、というサスペンス。潜水艦という限られた舞台を最大限に活用して、むしろ映画の製作者たちも楽しんで映画を作ったんじゃあ、ないでしょうか。おそらく、潜水艦の見取り図なんぞ作ってみて、このシーンはこの場所でこう撮ろうぜ、とか、登場人物をこの経路でこう移動させてみようぜ、とか言いつつ。一方ストーリーはと言いますと、少々、段取りクサい印象もありまして。敵潜水艦の襲撃⇒艦長の指揮下、見事に危機を脱出⇒艦長と副官が対立、副官が艦を指揮することに⇒ここで実にタイミング良く、また敵の襲撃⇒さて副官は、艦長みたいに危機を乗り越えられるだろうか~、という展開。絵に描いたような展開で、ちとワカリ易過ぎませんかね~。というわけで結局、本作のテーマは、「さてアナタは、どっちの上司を選びますか?」というコトなんですね。性格分析か適正検査みたいなもんですね。うーむ。どっちもヤだなあ。どうしよう。
【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-03-13 13:56:14)(笑:2票)
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